【お線香レビュー】高野山大師堂 極上白檀高野霊香を焚いてみた

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約290本入 日本製 燃焼時間30分程度

高野山大師堂さんの白檀系線香はこちらの極上と特撰の二種類がありまして、特撰は漢薬メインのお線香に白檀オイルを配合することでお求めやすい価格を実現した製品で(メーカーHPに正直にオイル使用を明記している点に注目)、今回レビューする極上の方は、老山白檀の粉末を使用した本格派という位置づけになります。

それはそうとして、ちょっと怖いのはHPに書かれた「※近年インド政府の輸出の制限が厳しくなり原価が高騰を続けています。そのようなことからも今後製造できなくなる可能性がでてきました。」という文言。

飢餓商法の一環みたいな印象を受ける方もおられると思いますが、香木類の価格が高騰を通り越して暴騰の域に入っているのは事実です。というのも、香木類が投機対象として中国の富裕層に買い占められている現状があるんですよね。中国バブルが完全に弾ければ買い占められていた香木類も再び市場に流れる可能性はありますけども、モノがモノだけに一夜にして紙くず程度の価値しかなくなるような商品ではありませんから慌てて売り払われることもあまり無く、地味に高値維持のまま推移するような気がしています。

お香フアンにとっては迷惑な話なんですよねえ…。


では気を取り直して上匂いです。

特撰に比べるとやや漢薬の香りが抑えめになっていて、そのぶんほのかに落ち着いた白檀の香りが漂ってきます。漢薬の配合も丁子や肉桂などの香りの主張が強いものはほとんど使用されてない感じで、あくまで白檀の香りを主体にして、漢薬は引き立て役に終始させるというメーカーの自信が伺えますね。

これを焚いてみると漢薬の匂いは更にもう一段奥に引き下がって、癖のない白檀の香りが前に出てきました。ただ、みのり苑の白檀ほどストレートではなく、甘味も控えめで。どちらかと言うと落ち着いたお寺のお堂をイメージさせる香りですね。とっつきやすさという面ではみのり苑の方に軍配が上がりますが、香りが醸しだす場の雰囲気も含めると、なかなか奥深さが感じられる良品です。

おすすめ度★★★★★

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