【お線香レビュー】日本香堂 伽羅永寿を焚いてみた

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日本製 燃焼時間30分程度

先日エステバンのお香を買いに行ったらサンプルで伽羅永寿を頂いたので、早速試してみたいと思います。

伽羅というのは沈香の最上級グレードのもので、非常に複雑で豊かな香りを放つ一方でお値段も素晴らしく豊かでして、中国が景気が良かった数年前は投機の対象にもなっていました。
最高級品だけに普通は香木として使用されるもので、お線香などに使われることはあまりありません。椨粉や廉価な香木粉と混ぜるなんてとんでもないと言われるような、そういう位置づけの存在なんですね。

そういう訳で、各メーカーからは伽羅を謳った製品は色々出てはいますが、フラグシップ級の価格の製品でも伽羅の使用量は僅かだと言われています。当然デイリー価格帯の製品に関しては、各種香料をブレンドしてなんとなく伽羅っぽい雰囲気を模しているだけで、本物の含有率0%なのは言うまでもありません。

こちらの伽羅永寿もデイリー価格帯ですから、名前だけでアロマオイルの匂いばかりが強い製品だろうと思ってずっとスルーしてきたわけですけども。



では上匂い。
おそらく生姜みたいな揮発性のアロマオイルの匂いが強いのだろうなと思って確かめてみますと、意外と落ち着いた穏やかな香り。アロマオイルで合成した伽羅もどきにありがちな生姜感は全くありません。うっすらと人工的な匂いはしますけども鼻につくほどでもなく、香り自体は薄いタニ沈香ベースと言った感じ。

で、これを焚いてみると、ほんの少し、本当にほんの少しだけ生姜感のある薄いタニ沈香の香りになりました。漢薬類の香りは感じられません。
全く期待してなかったというか、むしろ天壇シリーズのトラウマからマイナスイメージすら持っていたのですが、いやいや普段使い目的なら充分なお線香だと思います。
ただ、自分はやっぱりもう少しスパイシー感のある漢薬ブレンドか、あるいは台湾や中国の沈香線香みたいな荒々しさがある方が好みですし、単純にタニ系の線香として見ても中途半端に感じるのは否めません。
上品に纏まってはいるのですが、上品ゆえに主張に乏しいのですよね。
この辺は完全に好き好きの問題ではありますけれども。

個人的にはこの値段なら大香木なり聚香國なり選ぶかなあといったところ。

おすすめ度★★☆☆☆





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