【tips】お香を焚いていて突然嫌な匂いが混じることってありませんか?

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たぶん多くの人が経験したことがあると思いますが、お香を焚いていい香りに酔いしれていたら突然焦げ臭いような匂いが発生したりしませんか?

特にチベット香や日本香の様な線香タイプもしくはコーンタイプによくある現象です。

せっかく心地よい香りを楽しんでいたのに急に焦げ臭い匂いが出ると興醒めですよね。今回はこの匂いの発生メカニズムと対策について記事にしてみたいと思います。





◆なぜ突然臭くなるのか



これは一言で言ってしまえば、タールが燃えるからです。

お香に限らず有機物が燃えると必ず発生するのがタールです。いわゆるヤニというやつですね。タール自体は決して燃えやすい物質ではないのですが、それでも燃えるときには燃えます。そして焦げ臭い匂いを放ちます。

その燃える時とはどんな時なのか。簡単なイラストを使って説明しますと。

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この様に火種のあたりでタールは常に発生し続けていて、多少は燃えて無くなるんですけど残りの部分はまだ燃えてないところに染み込んでいきます。
そしてもう燃え残っている部分が無くなった時に濃縮されたタールが焦げ始めるという仕組み。この時に一気に焦げ臭い匂いをはなつのです。








◆どうすれば焦げ臭い匂いを減らせるの?



焦げ臭さを減らす方法としては、とにかく濃縮タールを燃焼させない事に付きます。

その方法として代表的なのが灰の上で焚く事。

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イラストのようにタールはある程度灰に吸い取られていくので高濃度に濃縮されにくくなります。コーンタイプのお香を灰の上で焚くとどれくらいのタールが発生して灰に吸い取られたかを視覚的に確認することが出来ます。灰の層が浅いと灰を強いた器の底までタールで固まった灰の塊が出来たりします。

そりゃこれが全部燃えたら臭いわけですよ・・・ってなること間違いなし。



ただ、この方法にも欠点はあります。

灰に吸い取られたタールはどうなってしまうの?というと、そのまま灰に残るんですね。だから灰を使い続けるとどんどん灰自体からタール臭い匂いが出始めます。

少し面倒ですが灰から匂いが出始めたら捨てて新しい灰に取り替えてやる必要があるのです。





◆敢えて最後まで燃やし切らない勇気



灰を敷くのは便利な方法ではありますが、上記のように灰自体に匂いが移ってしまうのは避けられません。灰は100均などでも売ってますが、容器を洗って敷きかえるのも案外面倒ですし、臭くなった灰の捨場も悩ましい問題です。

なので、私の場合は敢えて最後まで燃やしきらず鎮火させる方法で焚いています。

やり方は・・・実は至って簡単。線香タイプなら市販の線香立てに立てるだけ。コーンなら陶器やガラスのお皿の上にアルミカップを置いて、その中で焚くだけ。これでヤニ濃縮部分に火が回る前に自然鎮火してくれるのです。

もちろん燃え残りが出るのはなんとなく勿体無い気もしますが、タール臭さが混じった煙を出してまで最後まで焚き切る意義はあるのか・・・?と考えれば、否!否である!

一センチくらい燃え残ったとしても、そのかわりにタール臭が混じってないクリアな香りを楽しめたと思えば全然損した気にはならないのです。

最近は逆さ香炉や不燃マット等の「燃え残りが出ない」事を売りにした香炉が色々発売されていて、最後まで焚ききる事に重きを置いている向きもありますが、お香は必ずしも燃やし切る必要はない。これが結論ということで。

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