【お線香レビュー】春香堂 沙羅双樹を焚いてみた

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約350本入り 日本製 燃焼時間25分程度

白檀のお線香には大まかに言うと3つの価格帯があって、毎日香などの1000円前後のエントリー商品、この沙羅双樹や大香木などの2000円前後のミドル商品、そして4000円以上の上位商品に分かれます。
傾向としては、1000円前後のものは花や肉桂の香りに"白檀風味"のオイルを調合したもの、2000円前後のものは比較的安価な新山白檀などを使いつつ香りの物足りなさをオイルで補完したもの、4000円台になるとそれなりの白檀(老山かどうかはメーカーのみぞ知る)を使用したもの・・・となります。ざっくりした区分けですが。

白檀に関しては実は2000円台のミドル商品がわりと個人的に好みに合います。相応にオイルも使用してはいますけどそれほど鼻につくほどのケミカル感は無いですし香りの方も良い意味でジャンクな親しみやすさがあって、高級線香のように正座して向き合う必要もありません。
大香木白檀とか福運白檀とか白檀鴻臚館とか、気軽に白檀を楽しみたい向きにはちょうどいい感じなんですよね。


で、今回の沙羅双樹です。入り数やや多めでお得感がありますが問題は香り。あんまり好みでない香りで量が多くても罰ゲームにしかならないので油断はできません。




それでは上匂いですが、台湾や中国のお手頃価格白檀線香の様な、清涼感無し甘味少なめなたぶん等級低め白檀の匂い+ほんの少しの白檀アロマオイル臭。
オイルの匂い自体はそんなに強くないですが、それでもあーオイルだな―と感じる程度には自己主張してます。




こちらを焚いてみるとオイルの匂いはほぼ消えて、そこそこ甘さのある白檀の香りになりました。
甘味の部分に関してはなんとなく人工的に作った感があるような。
値段を踏まえれば相応+αの出来だと思いますし、漢薬とか花の香りとかは混ざってないので比較的素直な白檀だとも思います。
ただこの価格帯の覇権を握っている大香木白檀に比べるとどこか尖ったというか荒々しいというか、そんなかんじの部分があって、そこで好みが分かれるかなと。

ミドル枠白檀の選択肢には入るお線香ですが、とりあえずこれ買っとけと自信持って言えるほどでもない。そんなお線香でした。

おすすめ度★★★★☆

この記事へのコメント

  • ゆらり

    こんばんは。ご無沙汰しています。

    自分で試したことのないお香のレビューを拝見すると、「なるほど、そうなのか!」と受け止めたあとは「これはそのうち買ってみよう」あるいは「これはスルーしていいかな」と頭の中で仕分け。差し上げるコメントも我ながら芸のないワンパターンに陥るので、自分が使ったことのあるお香の登場まで、と読み逃げさせていただいていました。
    こう様さすがに守備範囲が広くて知らないお香が次々。やっと使用経験あり、の登場です。

    さて「沙羅双樹」。
    自分では、白檀のお線香をピュア系・スイート系・クール系におおまかに分けていますが、これはピュア+ミルキー系、とでもいうか、さっぱりミルク味のような味わいを感じるんですが・・・
    仰るような尖った印象を受けないのは2年半ほど寝かせたせいかもしれませんね。
    日常使いの一つとして安心してラインナップに加えられる、といったスタンスのお品だと思います。

    以前ご紹介の「セントスケープ ゆず&ジンジャー」、レビューを拝見して早速注文しました。届いたらまた感想寄せさせていただくかも。
    2018年11月06日 20:28
  • こう

    ゆらり様こんにちは。
    ピュア+ミルキー系、言われてみると確かにそうですね。尖ったというのは少し表現が良くなかったかも知れません。木質感というか、国産のお線香にしては木の香りが多少強めに感じたのでこのような表現と相成りました。個人的には木質感のある香りは素朴さというか海外のお線香に似た雰囲気があって嫌いではないのですけども。
    キレイに精米した米と滋味のある玄米との違いといいますか・・・そんな感じで受け止めていただければさいわいです。

    >「セントスケープ ゆず&ジンジャー」
    これは一番期待してなかったのに一番好きになった珍しいパターンです。純露やミロ(苦笑)も良いんですけど寒い時期にはやっぱり柚子茶かなあと。

    >届いたらまた感想寄せさせていただくかも
    おまちしております!
    2018年11月10日 13:05