沈香なのに甘々?甘い香りを強調した個性的な沈香系線香
【梅薫堂 極上初梅香】
30g入り 日本製 燃焼時間30分程度
沈香大好きドッグの眠犬でございます。
沈香いいですよね。渋く落ち着いたハードボイルドな香りにすっかり魅せられてはや幾星霜、最近の沈香系の無慈悲な値上がりにひいひい言いつつも愛でるのをやめられない毎日です。
ということで今回は゜梅薫堂さんの極上初梅にございます。
梅薫堂さんの香木系はこれまであまり試してないんですがまあまあいいお値段という事もあって期待していいのでは?と思い購入した次第。
夏の不快な暑気を払う沈香の香りをどこまで楽しませてくれるか・・・。
ではまず上匂い。
うん。
花の香りがします。
花と言っても某沈香天壇のような正体不明の白い花系の香りではなくもっと明瞭でわかりやすい花。
具体的に言うと梅の花の香りです。梅薫堂という屋号にマッチした梅の香り。
で、それは良いんですけど梅の香りに続いて肉桂主体と思しき甘ーい香りががががが
どうもね、梅系に振った堀川タイプの香りなんですよこれが。
いやいや沈香に堀川系ってコト・・・?と頭がハチワレ状態ですが気を取り直して焚いてみます。
焚いてみました。
やはり上匂い通り梅系に振った堀川タイプの甘い香りに微かに沈香の気配、という感じ。
・・・ハードボイルドな渋い沈香はどこに・・・??
いやね、それなりのお値段がするだけあって、一つ一つの香りそのものは質が高いなと感じるのですよ。決して安物の合成香料を適当に練り込みましたと言う香りではなく、薄っぺらさの無いしっかりと芯が通った香りです。
なんですけどね。ブレンドがあまり合ってないかなと。
特に堀川タイプの甘い香りと沈香を混ぜた事で、甘さと渋味というそれぞれの最大の持ち味を相殺し合っているのです。甘さの天井が下がる&渋味が薄くなる。
甘々が苦手な人、ビター感が苦手な人には程よい塩梅かもしれないけど、そんなニッチみたいなところわざわざ狙う必要ってある・・・?みたいな。そして主張がそこそこある梅の香りが全体に幕をかけたように覆っていて香りの方向性がいまいち見えない。特に一番の売りの筈の沈香がすっかり影が薄くなって意識してなかったら見落とす位の主張しか届いてこなくなっている。
なんというか、もしか値段が半額だったらほうほうなるほどこういうのもあるのかと受け入れられる香りではあるんですけど、他社のそれなりに本格的な沈香系が居並ぶ価格帯でこれはちょっと納得いかないかなあと。
今まで香木系試してない香舗さんという事もあって万一に備えてバラ大箱ではなく一束ぶんの箱にしましたが、正解だったかもしれない。
既出の通り香料自体の質は高いので焚くのがきついと言う事は全然なく、なんだかんだで使い切ると思いますけどリピートは無い。そんなお香でした。
すすめ度★★★☆☆
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