沈香の香り、基本編。教科書的な沈香系線香です
【梅栄堂 家伝好文木】 60本入り 日本製 燃焼時間30分程度
好文木シリーズと言えば梅栄堂さんの大定番なわけですけど、実はシリーズのようでいて香りは製品ごとに大きく異なる面白い製品だったりします。
今回のネタの家伝好文木は梅栄堂さんお得意の生薬と沈香を組み合わせた香り。ノーマルの好文木は匂い袋の様な甘い香り(いわゆる堀川系)のバリエーション。
シリーズだからだいたい同じ系統やろが通用しないところが面白くもあり、怖くもある。そんな梅栄堂探索であります。
それでは早速上匂いから。鄙びた生薬の香りで梅栄堂さんらしく押し出し強め。と言っても日香さんなど現代的でライトな香りのお線香と比べればという話であって、梅栄堂さんのラインナップの中では中くらいです。印象としては、
(強め)
聚香國
↓
家伝好文木・開運香
↓
飛び梅・特選好文木
(軽め)
位のイメージで。だいたい値段順の並びでもあります。
焚香は・・・上匂いは辛めの印象ですが焚くと甘め?
甘いと言っても白檀系の様な明瞭な甘みではなく、まろやかさが甘いと言えなくもないと、そういう甘さ。沈香はインドネシア産(タニ)とのことで、割合さっぱり目。タニの苦味らしき雰囲気もありますけどそこまで強くはない。
がっつり沈香の香りを楽しみたいなら聚香國ですが、調合の妙で言えば家伝でしょうか。
沈香系としては飛び抜けた何かがあるという訳ではないけど、梅栄堂さんらしい複雑な調香はしっかりとありますし、香舗の特長を掴むのにはもってこいという感じです。そこそこ好きな香りなので小箱使い切ったら大箱買っておいてもいいなと思いました。
おすすめ度★★★★☆
この記事へのコメント
いつもありがとうございます。
普段は堀川を部屋や玄関で炊いています。
けどいわゆるお寺っぽい厳かな?香木っぽい線香を
試してみたいと思っています。
伽羅大観と老松をたまに気分で焚くことがあります。
そういう系が好きではあります。
香りの象シリーズにとても興味があるのですが、
それぞれの違いとかオススメがあれば教えて欲しいです。
その他でもいいのでちょっといいお寺ぽい線香を、
紹介してくれたら嬉しいです。
よろしくお願いします。
お寺っぽい厳かな香木っぽい線香でございますね。お寺っぽいというのも白檀系と沈香系がありますけど、イメージ的にはあまり甘さ辛さが尖ってないという感じでしょうか。でしたら特撰特撰聚香國などはいかがでしょう。生薬は抑えめで尖った感じはありません。伽羅系だと龍玄辺りが渋くてお寺感あるかな・・・少し大自然系の雰囲気ありますけど。
で,象シリーズですね。私もすべて試してはないのであまり突っ込んだことは言えませんが、1000円少しでお試し版が出ているので試されるのもいいかもしれません。円の象も入っているのでかなりお得な内容と考えます。
お寺っぽさでいうと同じ玉初堂さんの伝統の香りシリーズの方がストイックでイメージに近いかもしれません。こちらもお試しが800円くらいで出てます。お寺とは少し違いますが梅書院は感動しました。
あのホクホクな甘さでしか得られない栄養素があると思うのですよ。
そんなわけでちょっと沈香も気になってきました。
小箱といえば玉初堂さんかなーとも思ったりノーマル好文木との焚き比べができるこっちかなーとも思ったり…
沈香初心者はとりあえずこれ焚いとけ的なものってありますか?
ねじり香サンダルウッドいいですよね。ヴァジュラサンダルが結構ストレートな感じで好きです。
で、沈香ですね。
沈香に関しては梅栄堂さんと山田松香木店さんが二強ですね。玉初堂さん波の象や伝統の香りシリーズはとても良いものですけど香樹林シリーズは個人的に沈香薄めかなあと。
生薬もガッツリ目ですが山田松さんの極品の方の翠風は本当にこの値段でいいの?という位良いものです。梅栄堂さんはというと武将シリーズが比較的お手頃ですがなかなかいい香りでした。家康と秀吉は誤差くらいの違いしかないけどノッブだけはちょっと雰囲気が違って馴染みやすいかもしれません。